英国建築設計大手BDP社に学び
コンピューティング技術の造詣を深める

日本工営グループでは、コンピューター上で仮想の建設作業を行うBIM（Building Information Modeling）や土木インフラの構築、維持、生産プロセスの管理手法であるCIM（Construction Information Modeling）の活用に注力しています。このBIM/CIMについて知識・経験を深めるため、71日間にわたり、海外グループ企業であるBDP社の研修に参加してきました。BDP社は全欧でも最先端の技術を有する英国の建築設計大手。共にBIM/CIMの実務に携わる機会をもらいましたが、多種多様な設計専用ソフトウェアや3D自動作成プログラム（Dynamo）を駆使して設計する手法に圧倒されました。社内勉強会にも参加しましたが、さまざまな3Dモデルの作成方法やVR技術に触れられたことは刺激になりました。BDP社のメンバーと休日に、pubやビリヤードで親交を深めたことも良い思い出です。BIM/CIMは、合意形成や設計の自動化等便利な側面が多い反面、ソフト間のデータの互換性の問題や導入初期の労苦も存在します。そうした長短を把握することができ、BIM/CIM導入時の課題が整理されました。BIM/CIM導入は喫緊の課題。本研修で得られた資産を国内の設計業務に活用したいと思います。