研究・開発
2019年入社・新卒
中央研究所 先端研究センター(つくば)
R.YABUSAKI
大学の先輩から日本工営について「真面目な社風」と聞き、自分との相性の良さを直感。国内外での業務実績が多く、将来性の高さを評価して入社を決める。実際に入社して感じた印象は、業務ルールはきっちり定められているが、雰囲気は柔らかくユーモアや発想力に優れた者、面倒見の良い者が多いということ。入社1年目から調査データの分析やデータの取りまとめに取り組む。膨大な分析やトラブルを
チームで乗り越える
都市交通計画に関連したモバイルGPSデータや交通需要予測、道路構造の分析などが主な業務です。日本では、人口減少や少子高齢化などにより、中心市街地の衰退、免許を返納した高齢者への交通サービスの提供、インフラ維持管理コストの増大など、さまざまな社会課題を抱えています。これらに対し、回遊行動シミュレーションを用いて中心市街地の活性化施策を検討したり、デマンド型交通の需要予測に取り組むなど、スマートシティ施策に必要な研究を行っています。人流のビッグデータはボリュームが大きく、一般的な表計算ソフトでは行数が多く開けないほど。そのため入社2年目にプログラミング言語Pythonを独学で習得しました。道路情報のデジタル化に関するデータ分析では十数地域を比較する必要があり、面積規模が大きい都市のデータは分析に約2週間を要することが、締め切り近くになって発覚。このままでは事業計画に遅れが生じるかもしれない事態になりました。その際に提案したのがプログラムを細分化し、複数のパソコンで同時にプログラムを動かすという方法。チームでピンチを乗り越えた経験から、私たちの仕事の醍醐味を学んだとともに、プログラムの高速化に取り組むようになりました。
新しいプランに挑戦し
技術の進化で
社会課題を解決したい
将来は社会課題を直接解決できるリアルタイムの渋滞回避や信号制御にチャレンジしたいと考えています。信号制御に関しては国内ではまだ法律の壁があるので、まずは海外での実証実験から始める必要があるでしょう。さらに施策実施後の効果検証にも関わっていくことが理想です。これまでも、街角の監視カメラ映像とAIを使い、歩行者をカウントするような研究は行っていましたが、さらにその人が何をしているのか、というところまでわかるようになれば調査業務はもっと深いものになるかもしれません。研究ではつねに新しいことに挑戦する心意気を忘れずにいたいですね。5年後、10年後には技術士の資格を取得し、他部署からも信頼される技術者になりたいと思っています。論文投稿や共同研究などを通して広く研究者として認められるようになり、顧客に対してはプラスαの成果を誠心誠意提供することが目標です。
現在、プログラミング言語のPythonを使いこなせる人は、社内にそう多くありません。こうしたプログラミングに関する技術を持ち、統計分析に長けた方が仲間になれば、非常に心強いと感じます。ですが、私自身がそうであるように、入社後にも知識・技術を習得する機会はたくさんあるので、何より向上心を備えていることが重要だと思います。新鮮な感性を持ち、いろいろなことを楽しめる方と一緒に、新しいチャレンジをしたいと願っています。
07:30 起床
09:30 出社
10:00 業務の打ち合わせ
11:50 昼休憩
12:50 プログラム作成、計算実行
16:00 グループ会議
19:30 退社
21:00 趣味・家事
24:00 就寝
Yさんしか持っていない技術・知見を、研究発表会や勉強会で積極的に発表されるなど、多くの人に影響を与えている姿が印象的です。私たち同期が幹事を務めた忘年会では、クイズ大会の司会として場を大いに盛り上げてくれました。業務だけでなく、他の人を楽しませることにも真摯です。今後も互いに刺激し合って、挑戦を続けていきましょう。
2019年入社・新卒
中央研究所 先端研究センター(つくば)
J.TSUJII